儲かる仕組みを創る

経営者の一番大事な仕事とは、儲かる仕組みを創ることです。

 

そして、儲かる仕組みは、次の3パターンに集約できます。

 

(1)薄利多売モデル

ナショナル・チェーンなどの大手企業が採る戦略です。

ハンバーガーをはじめ、回転すし、パスタ、牛丼、うどんなど飲食・外食関係はこのパターンが多いと思います。

 

資本体力のある上場企業や大企業だから展開可能なモデルで、資本量の少ない中小企業が同様の戦略を真似することは非現実的です。

 

(2)多利少売モデル

外資系のブランド企業が採る戦略です。

バッグをはじめ、高級時計、宝石、指輪、アクセサリーなど服飾品関係はこのパターンが多いと思います。

 

圧倒的なブランドが確立できる場合に有効ですが、中小企業が一朝一夕に確立できるものではありません。

 

(3)適利適売モデル

一般の企業は、通常このパターンであると推測されます。

 

地域密着型企業は、特に、地域住民との信頼関係のもとに存立が可能であるため、暴利をあげることは許されません。

だからといって、薄利にすれば、地方の少ない需要量では絶対値として会社存続に必要な利益が確保できません。

 

したがって、適当な利益率をもって、適当な販売量を確保することで、適当な利益を稼ぐのです。

 

通常、中小企業の場合、事業領域は一地方の一地盤でしょうから、この戦略が適当といえます。

 

実際は、「適当な利益率」と「適当な販売量」の設定が難しいのですが、特に前者は、消費者の支持と信頼を得られる程度にしておかないとそっぽを向かれ、事業存続が危ぶまれますので、慎重に検討し設定しなければなりません。


この「適当な利益率」と「適当な販売量」の設定がキーとなり、経営者の腕の見せ所といえます。

 

間違っても、中小企業は、(1)や(2)の戦略を採ってはいけません。 何事も、等身大で行う必要があります。

 

(税理士 橋本ひろあき)