マーケティングとバランス・スコアカード

マーケティングとバランス・スコアカード(BSC)は、現代の企業経営にとって、重要なビジネス戦略といえます。

 

マーケティングとは、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」であり、「商品やサービスを市場ニーズにいかに適合させていくかを追求する理論や方法論」のことです。

 

消費者は、市場において、購買の最終的な意思決定権を持つと考えられるため、企業は消費者に視点をあわせる必要があります。そのため、マーケティングでは、市場ニーズ、つまり「消費者の意思」がどこにあるかを探ることが最も重要になるのです。

 

売上を獲得したい企業にとっては、必須のビジネス戦略といえます。

 

また、バランス・スコアカード(BSC)とは、「ビジョンと戦略をアクションに落とし込み、成長力と競争力を付け、未来を切り拓き、企業を成功に導く戦略的マネジメント・システム」のことです。

 

分かりやすく言えば、「ビジョンと戦略を明確にし、それらを経営トップだけでなく、従業員1人ひとりにまで落とし込み、組織の末端にまで浸透させることにより、部門・個人の目標と全社のビジョンと戦略を結びつける革新的マネジメント・システム」のことです。

 

経営体制を効果的に構築したい企業にとっては、重要な経営管理手法の一つといえます。

 

ちなみに、先のマーケティングが主に販売部門で重要になるのに対して、バランス・スコアカード(BSC)は全社で重要になります。

 

BSCでは、会社の目標を4つの複合視点(財務の視点・顧客の視点・業務プロセスの視点・人材と変革の視点)で設定して、総合的に課題解決に取り組んでいくのです。

 

したがって、マーケティングが単眼的な顧客の視点による限られた課題解決を目標としているのに比べ、BSCは全社的な課題を複合視点により全社一丸となって解決していくことを目標としているため、その運用は一朝一夕にはいかず、時間をかけて組織全体に浸透させていく必要があります。

 

苦労の甲斐あって、BSC経営が確立できれば、頑強なゆるぎない経営体制や組織が構築されるのです。

 

ぜひ、こうしたビジネス戦略を、あなたの会社経営にも上手に取り入れてみてください。

 

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(税理士 橋本ひろあき)