最近ではネット証券もすっかり浸透し、若いパソコン世代を中心に多くの個人投資家がネット・トレードに参加しているようです。
銀行預金など固定(金融)商品が低金利なのをしり目に、少しでも有利な運用先を求めての苦心の投資行動のあらわれといえそうです。
個人投資家の中には、デイ・トレードといって、1日の中で、株式などの変動(金融)商品の買いと売りを完結させてしまう超短期売買目的の投資家もいるようです。
長期投資なのか、中期投資なのか、短期投資なのか、はたまた超短期投資なのか、どの投資スタイルをとるのかは各々の投資に対する考え方で決めればよく、これが正解というものはありません。
私のように、株式については配当や優待目当て、FXについてはスワップ金利目当てということであれば、自然と長期投資になってしまうでしょう。
※突然の株価上昇や為替変動で短期で売却してしまうこともありますし、不本意ですが超長期の塩漬けとなることもあります。
また先のデイトレーダーのように、商売人ごとく、その日で一番活きの良い銘柄を仕入れ、新鮮なままその日に販売してしまうようなスタイルもあるでしょう。
はたまた、スイングトレードといって、1週間~1か月の比較的長めの時間軸で、トレンドに乗っている間は保有し、トレンドが終わる直前に売却してしまうスタイルもあります。
重要なのは、自分にあった、納得のゆく、無理のない投資スタイルを採用することです。そして、状況や慣れに応じてそのスタイルを変えてゆくことも許容することです。
また投資商品に関する検討も重要です。
トレードの対象商品には様々なものがありますが、特に人気なのが、やはり「株式」と「FX(外国為替証拠金取引)」です。
これらは、多くのネット証券会社が取り扱っており、サービス競争も激しいため、投資ツールが無料で使えたり、安い手数料での取引が可能となっています。
例えば、株式取引では、売買代金10万円程度で100円前後の手数料で済みます(松井証券はその範囲内なら無料です)。
また、FXであれば、取引手数料はかからないことがほとんどです。(ただし、取引為替レートに手数料相当分が加味されています<例>米ドル 買い120.12:売り120.10 ∴0.02のスプレッドがそれに相当します。㊟スプレッド:売値と買値の差のこと、相場の状況によっては拡大することがあります。)
こうした金融取引で、巨額な利益を手にする者もいるようですから、ネットを利用したビジネスとして考えることもできるかもしれません。
しかも、パソコン1台だけでできるローコストビジネスの代表格といえます。
ただし、投資はあくまでも自己責任で行うものであり、逆に大損してしまうリスクもあることを十分に理解して行う必要があります。
■トレードスタイルのまとめ
・デイトレード(日計り)
・スイングトレード(週)
・配当&優待目的トレード(数日~数年)
・成長期待目的の中長期ホールド(数年~数十年)
■著者の利用する証券会社(参考)
・SBI証券(法人口座)
・マネックス証券(個人口座)
・岡三オンライン証券(個人口座)
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(税理士 橋本ひろあき)