
今日付けの朝日新聞によれば、
「少額投資非課税制度(NISA)で8月末までにつくられた専用口座のうち、株や投資信託を実際に買ったのは33.3%にとどまり、7割近くが口座をつくったものの利用していなかった。
~略~
平均の投資額は限度額100万円に対して70万2千円。」
だったようです。
以前の記事で触れたとおり、一見非課税であるところからメリットがありそうですが、制度内容をよくみると使い勝手が悪いため当然の結果といえるでしょう。
しかし、口座を開設した個人投資家は、待機させた資金をいつ稼働させるのでしょうか?
もしかして、開設キャンペーン目当てで実は口座内はカラなんです。ということはないと思いますが、、、
来年からは利便性がやや向上するものの、日本人の根底にある貯蓄重視の考え方が変わらなければ、利用率が急増することはなさそうです。
「0金利だけれど、元本保証、これでよし。」と考えるなら、これも資産運用の一つの考え方といえます。
しかしながら、政府・日銀が推し進めるのは、脱デフレとインフレです。
しかも、円安を伴いながら株高を実現しようとしています。
こうした局面では、投資鉄則として、株式投資と外貨投資が王道となります。
ただし、投資は自己責任が原則です。
持論ですが、実際の投資は合理的なポートフォリオ運用が望ましく、現実の投資活動は、投資運用会社が武器となります。
(税理士 橋本ひろあき)