年金からの特別徴収税額について

年金を受給しながら、元気なうちはバリバリ働くシルバーの方が多くなっています。

 

この場合、当然に給与収入もあるので、給与所得と年金所得(正確には雑所得)があることになります。

 

ご承知のとおり、給与分に係る特別徴収税額は給与収入から特別徴収されるのですが、これと同様に、65歳以上からは年金分に係る特別徴収税額は年金収入から特別徴収されることになります。

 

この場合、特別徴収税額はどのように計算され、天引きされるのでしょうか?

 

実は、計算順序が次のように決められています。

 

(1)給与・年金所得全体の税額を算出します。

(2)給与の税額を算出します。(このとき、所得控除や税額控除は全体の全額を差し引きます。)

(3)(1)-(2)により年金の税額を算出します。

 

このように、年金からの特別徴収税額は給与所得がある場合には、算出順位が後になりますので注意が必要です。

 

また、天引きも、それぞれの所得から各々行われます。

 

※税額決定通知書の送付時期

・給与からの特別徴収分:5月中旬に勤務先を通して届けられます。

・年金からの特別徴収分:6月中旬にご自宅へ郵送されます。

 

なお、他の種類の所得もある場合や給与収入が普通徴収による場合は、別に計算順序が決められていますので、ご注意ください。

 

(税理士 橋本ひろあき)