おかげさまで電子書籍として出版した自著がよく売れています。
この電子書籍の現状ですが、日本においては、アマゾンが本格的に参入して3年目になり、ようやく認知されてきている感じがします。
ただ、まだまだ電子書籍端末が普及していないなどの理由から、電子書籍市場は紙の市場規模と比較すると1/10程度に過ぎないと勝手に推測しています。
(逆に捉えると、まだまだ市場が拡大する伸び白があるとも言えます。)
今回自身が電子出版して分かったのが、電子出版は、あるニッチ分野において圧倒的な専門知識があれば、個人でも十分に売ることができるということです。
紙の本であれば、出版者のブランドや広告宣伝の力が必要でしょうが、電子書籍の場合は、集客や宣伝はアマゾンなどが代わりにしてくれます。
もちろん、著者がウェブサイトやSNSで宣伝するのもよいでしょう。
仮に、売る自信がなくても、あなたの仕事内容や経歴(キャリア)を1冊の本にしておくと営業上有利に運べるかもしれません。
実は、アマゾンでは無料試読期間が設定でき、読者(お客様)に無料購読してもらうこともできます。
そうです、あなたの本を試しに読んで頂いて、あなたの仕事ぶりを知っていただくのです。
もし、あなたがその分野で腕利きであることを認められれば、仕事の受注につながるはずです。
実は、このような活用方法も電子書籍にはあると思います。
気になる出版の手間ですが、初めての方は少し大変かもしれません。
しかし、それこそ電子書籍で、出版方法のガイドブックが100円ほどで販売されていますから、それを参考にするとよいでしょう。
もし、出版作業を外注したいと思えば、コンサル会社もありますので、信頼できそうな会社に頼むのも一考でしょう。
私が運営する合同会社アセットミックスでも出版化コンサルを行っていますので、検討をしている方はぜひご連絡ください。
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「電子書籍の出版化あれこれ」←当記事
「Amazon Kindleからの印税収入(ロイヤルティ)あれこれ」
(税理士 橋本ひろあき)

(注1)
2012年には楽天グループのコボ、アマゾン社のキンドル、アップル社のiBookstoreをはじめ、国内の大手書店などが運営する電子書籍ストアーが続々とオープンし、この調査でいうところの“新たなプラットフォーム向け電子書籍市場”が本格的にスタートした年ということができるだろう。
(注2)
電子書籍の構成比は約8%になる。この売上構成比は米国の2009年頃の数字と近い。つまり約3年遅れて成長をしている市場といえるかもしれない。
(注3)
日本で50%、つまり4000億円規模(書籍市場規模が今年の規模を維持した場合)に到達するのは2020年ごろといえるかもしれない。
■「text:中島由弘(Yoshihiro NAKAJIMA)/OnDeck編集委員」より一部抜粋
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