合同会社の会計の考え方(発生主義会計と現金主義会計)

合同会社の会計処理ですが、株式会社と同様、発生主義会計によります。

 

この発生主義というのは、現金主義と対にして語られることが多いので、この記事においても両者を取り上げたいと思います。

 

×:現金主義会計

まず、分かり易い「現金主義」についてみてみましょう。

現金主義会計であれば、お金が入った時(収入があった時)に売上を計上し、お金が出た時(支出があった時)に費用を計上することになります。

お金の出入りで損益計算されるため、現実の金銭感覚に最も近いものといえます。

 

〇:発生主義会計

次に、「発生主義」についてみてみます。

発生主義会計であれば、成果が確実になった時に売上を計上し、犠牲を払った時に費用を計上することになります。

これらの計上にあたっては、お金の出入りは全く関係ありませんから、場合によっては金銭感覚と大幅にかい離してしまいます。

掛売上や掛仕入が多く、その決済時期も長短があってバラバラな場合は特に現金主義と異なってしまいます。

そのため、多くの新米経営者の方はその違いに戸惑うことになります。 

 

しかしながら、当月ないし当期の発生ベースで損益計算することが現在の会計の考え方となっていますので、その会計感覚を身に着けるのが必須といえます。

 

そして、現金主義とのかい離は、資金繰り表やキャッシュ・フロー計算書の作成によって縮めることが可能です。

 

(税理士 橋本ひろあき)