投資会社のポートフォリオ運用

ポートフォリオという言葉を投資の世界ではよく見聞きしますが、一体どんな意味なのでしょうか?

 

「ポートフォリオ」とは、元々は「紙ばさみ」という意味があり、何枚もの書類を入れることのできる書類フォルダーをイメージすると分かり易いかもしれません。

 

翻って、投資の話をするときは、「自らの投資資産を複数の金融資産に分散投資すること、またその投資した金融商品の組み合わせを指す。」という意味で使われています。

 

具体的には、金融資産を「株式」「債券」「REIT」などのカテゴリーで分散投資し、さらに「株式」カテゴリー内でも国内株式・海外株式、先進国株式・新興国株式などに銘柄を組み合わせて運用することを指します。

 

実際に金融証券投資の経験があれば、この考え方に一理あると同感されるはずです。

なぜならば、こうした金融資産・金融商品の価格(価値)の上下とそのタイミングを正確に予測するのは非常に難しいからです。

もし、予測に自信があるのなら1点集中投資するのが最も効果的となりますが、刻々と変化するグローバル経済情勢を完璧に当てることは神業です。

 

しかも近年は、投機マネーなど短期資金が相場をかき乱すことが多くあり、投資セオリー通りにいかないことが多々生じています。

 

したがって、マネーの流れがどこに行こうが(株式に行こうが、債券に行こうが、不動産商品に行こうが)、一定の網が張れる「ポートフォリオ」運用は一つの知恵として投資実践の場面で有効とされるのです。

 

最近は、投資資金が多くなればなるほど、こうした安定運用法(リスク低減・リターン安定)を実践される投資家が増えてきているように見受けられます。

この場合は、手堅い投資リターンとして、年利回り3~4%を期待することになります。

 

また、不動産投資でポートフォリオを組む場合、用途分散・地域分散・築年数分散させることになります。

※具体的分散法

用途分散…オフィス用・レジデンス(居住)用・ホテル・商業施設・物流施設等

地域分散…東京23区内・東京近郊・その他等

築年数分散…新築・中古(5年ごとに刻む)等

 

どちらにしても、最小リスクで最大リターンを得ることがポートフォリオ運用の目的となります。

 

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(税理士 橋本ひろあき)