ゴルフ・リゾート会員権の財産評価

相続財産にゴルフ会員権やリゾート会員権がある場合の評価方法をみてみましょう。

 

(1)ゴルフ会員権の評価

ゴルフ会員権の価額は、仲介業者等による取引相場の有無により区分して評価しますが、ここでは取引相場のある会員権について見ることにします。

 

①原則

課税時期(相続時や贈与時)における通常の取引価格の70%に相当する金額によって評価します。

 

②取引価格に含まれない返還を受けることができる預託金等があるとき

①と(イ)又は(ロ)の金額との合計額によって評価します。

 

(イ)課税時期において直ちに返還を受けることができる預託金等

  ゴルフクラブの規約等に基づいて課税時期において返還を受けることができる金額

  (例)返還を受けることができる預託金は500千円であり、すぐに返還される。

     ∴返還される預託金等の評価額 500千円

(ロ)課税時期から一定の期間を経過した後に返還を受けることができる預託金等

  ゴルフクラブの規約等に基づいて返還を受けることができる金額の課税時期から返還を

  受けることができる日までの期間(端数処理は1年)に応ずる基準年利率による複利現

  価の額

  (例)返還を受けることができる預託金は500千円であり、4年後に返還予定。

     平成25年12月の基準年利率等 中期(3~6年)の基準年利率は0.1%で、その

     基準年利率に対する4年の複利現価率は0.996
     ∴返還時期に応じた預託金等の評価額 500千円×0.996=498千円

 

(2)リゾート会員権の評価

(1)と同様に仲介業者等による取引相場があるものについてみてみます。

 

取引相場があるリゾート会員権については、「取引相場のあるゴルフ会員権の評価方法」に準じて、課税時期における通常の取引価格の70パーセント相当額により評価します。

 

(3)評価上の注意点

取引仲介業者によって、取引価格の幅がありますので、実務上は複数の業者から取り寄せた取引価格の平均値を用いるなどして評価しています。

 

(税理士 橋本ひろあき)