日経225先物取引の概要

投資会社が日経225先物で資産運用する場合についてみてみましょう。

 

(1)日経225先物取引とは

・ あらかじめ定められた期日(満期日)に
・ 現実の日経平均を現時点で取り決めた約定価格で、取引することを契約する取引です。

 

日経平均が満期日(まで) に高くなると思ったら買い、安くなると思ったら売り、満期日まで保有し、あるいは満期日までに反対売買することによって利益を得るものです。

もちろん、思惑と反対に日経平均が動けば利益ではなく損失を蒙ることになります。

つまり現在時点から満期日(まで) に日経平均が上がるか下がるかということが問題になります。

 

(2)日経225先物の理論価格

日経平均指数×(1+満期までの日数/365×短期金利) -配当金

 

(3)取引単位

①日経225先物取引: 指数の1,000倍
 例) 15,000円で1単位を取引した場合の約定金額

15,000 × 1,000 × 1 = 15,000,000
(1単位あたりの約定価額)   (単位数=枚)   (約定金額)

②ミニ日経225先物取引: 指数の100倍※

15,000 × 100 × 1 = 1,500,000
(1単位あたりの約定価額)   (単位数=枚)   (約定金額)
※ミニ日経225先物の場合は日経平均の100倍で売買が行われますので比較的少額の取引金額となります。

 

(4)実際の売買(計算方法)

(例)15,000円で買建をしたものを15,150円で決済したケース

【買建時】

15,000 × 1,000 × 1 = 15,000,000円
(1単位あたりの約定価額)   (単位数=枚)   (約定金額)

 

【転売時=売り決済又はSQにおける最終決済】

15,150 × 1,000 × 1 = 15,150,000円
(1単位あたりの約定価額)   (単位数=枚)   (約定金額)

 

【損益】

15,150,000円 - 15,000,000円 = 150,000円
となり、15万円の利益を受け取ることになります。(手数料等のコストは考慮していません。)

 

(5)差入証拠金

1枚あたりの証拠金額は日経平均の変動リスクによって毎月変化しますが、マネックス証券では1枚あたりのSPAN証拠金額63万円となっています。(2014年3月8日時点)

実際の差入証拠金額は、SPANに基づき証券会社が計算する証拠金額×証券会社が定める掛け目からネット・オプション価値の総額を差し引いて得た額以上となります。

※ミニ日経225先物の場合はこの1/10です。

 

(6)決算時

デリバティブ取引に該当するため、未決済の取引は期末に決済したものとして評価損益を計上することになります。 

 

次回は具体的な会計処理をみてみましょう。

 

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(税理士 橋本ひろあき)