最近見たネット記事から今後(来年以降)の資産運用について考えてみたいと思います。
「日本から”億万長者”130万人が消えた理由」というこのネット記事は衝撃的でした。
この報告書では、家計の富の純資産100万ドル(ざっと1億円)以上をミリオネア(億万長者)と定義しています。
「日本のミリネオアは2012年に約396万だったが、今年は約265万人。差引で約130万人減ったことになる。この原因は、最近の円安の進行であった。(円安が22%進行したという勘定で、2013年版は1$=98円のレートで計算)」(一部抜粋)
とこの記事では報じています。
思った通りです。
この現状は、これからの日本人の資産運用の考え方に大きな影響を与えるものになりそうです。
現在の経済環境をまとめると
①今後も日銀の大胆な金融緩和により円安が進行しやすい環境にある。
②そして物価上昇しやすい環境にある。
この2つの状況から、今後の資産運用は外貨と株式で行うことが王道であることがお分かりになると思います。
なぜなら
①外貨投資は、外貨資産の上昇(すなわち円安)のメリットをうけ、
②株式投資は、インフレ(物価上昇)のメリットをうけるからです。
デフレ経済の下では日本人が好むとされる預貯金での運用で済んでいましたが(実は結果として一番賢明な資産運用法でした。)、インフレ経済になればそうはいかなくなります。
このことに気づいている人はすでに始めています。
外貨投資と株式投資
個人・法人を問わず、すべての経済主体は一刻も早く資産運用を開始するべきでしょう。
資産防衛(実質資産の目減り防止)のためにも
もちろん運用資金の大小を問わず、まずはできる範囲から
(税理士 橋本ひろあき)