ネットショップの基本会計処理

ヤフージャパンが、「eコマース革命」を始動させるため、ネットショップの出店費用等を来年から無料化すると発表し、今後ネットショップを運営しようとする方が増えると予想されます。

※現在、日本全国で10万社のネットショップがあるといわれています。

 

今回は、ネットショップ会計の基本処理をまとめます。

事前準備の参考になればと思います。

 

(1)売上げ

①計上

販売システムのデータに基づき、出荷分を売上に計上します。

(売掛金)×××(売上高)×××

 

②掛入金

手数料が差し引かれて入金されます。

(普通預金)××(売掛金)×××

(販売手数料)×

 

(2)仕入れ

①計上

通常のリアル店舗の場合と同様です。

(仕入高)××(買掛金)××

 

②掛支払

(買掛金)××(現預金)××

 

(3)広告宣伝費

Googleアドワーズのようにクリックされて初めて課金される場合は、未払いでも計上します。

(広告宣伝費)××(未払金)××

 

(4)クレジットカードの利用

①カード使用時

カード利用時に明細書ベースで費用計上します。

勘定科目はその内容に応じて適当なものに決定します。

(消耗品)×××(未払金)×××

(交際費)×× (未払金)××

 

②カード引落日

(未払金)××(現預金)××

※高速利用料金など後日金額が分かるものは、引落日での費用計上でも差し支えありません。 

 この場合は、(旅費交通費)××(現預金)××

 

(5)楽天市場の利用料

①費用発生

たくさんの費目がありますが、勘定科目は業務委託費や外注費でOKです。

細目(各費用)は補助科目をうまく使って処理できます。

(業務委託費)××(未払金)××

 ー補助科目ー

 

☆補助科目名一覧

(必須サービス)

・RMSシステム利用料(パソコン、モバイル)

・楽天スーパーポイント付与料

・楽天スーパーアフィリエイト利用料

・R-Card Plus(カード自動決済機能)手数料

・楽天マルチ決済手数料

 

(オプションサービス)

・楽天S4利用料

・RMS商品一括登録サービス

・CSVダウンロードサービス

・R-Cabinet広告掲載料

 

(その他サービス)

・楽天スーパーロジ(物流サービス)

・楽天出店料(初期登録費用)

 

②支払決済

(未払金)××(現預金)××

 

(6)ヤフーショッピングの利用料

 取り扱いが明らかになれば更新します。

 

(7)在庫管理

リアル店舗と同様に、ネットショップでも在庫管理が必要です。

商品数が多いと効率的な在庫管理システムの構築が必要です。

 

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(税理士 橋本ひろあき)