事業利益と投資利益どちらが大切!?

多くの企業が当たり前ですが、自社の得意とする事業分野で経営をし「事業利益」を得ています。

 

それでは余剰資金の運用益である「投資利益」は不必要なものなのでしょうか?

 

私は本業が上手くいって多くの利益「事業利益」を得て、その獲得した余剰資金で運用し「投資利益」も得ていくのがベストというより、これからは不可欠になると思います。

 

仮に、手元に500万円の経営資金があるとします。

 

経営者であるあなたはこの資金をどうされますか?

 

本業で稼げそうなら、棚卸資産(商品等)に投資するのが良いでしょう。

 

しかし、売上高営業利益率(いわゆる投資利益率)は、業種によっても違うでしょうが、10%程度でしょう。

中小企業であれば、5%程度でも普通のことです。

つまり、500万円の投資額に対して25万円~50万円程度になります。

※棚卸資産回転率はここでは考慮外です。

 

一方、もしも平成25年1月初めに株式投資をしていれば今日時点で約40%の投資利益があった計算になります。(日経平均株価ベース)

つまり、500万円の投資額に対して200万円のリターンがあったことになります。

 

つまり、商品売買など本業の事業投資では投資リターンが5%にとどまり、金融投資では40%にもなるのです。

 

このように株式相場など市況が良好な時は投資利益は事業利益以上のプラスになります。

 

もちろん、市況が悪い時はマイナスに働きます。

 

しかしながら、投資資産を経営ポートフォリオの面からほんの少し持つこと(もちろん余裕資金の範囲内で)は、リスク分散というより、今後予想される「インフレ」へのヘッジのために、これからの企業経営にとって重要になるものと考えます。

 

政府は「物価をインフレにしていく」と公言しています。

 

(税理士 橋本ひろあき)