FXスワップ金利収入について

余裕資金での資産運用を考えた場合、海外の高金利通貨に投資するのは魅力的な選択肢の一つといえます。

 

ここでは、豪ドル円での運用を考えてみます。

 

豪ドル円のスワップ金利は、1万通貨単位で毎日@60円程度(FX会社により異なる)付きます。

100万単位では、毎日@6,000円(@60円×100倍) 年間では@6,000円×365日=2,190,000円も付きます。

 

※ただし、日々のスワップ金利は、金利情勢によって上下しますので要確認です。

 

それでは、いくらの投資額で、年間約220万もの金利収入が得られるのでしょうか?

 

例えば法人口座で、レバレッジを100倍かければ、証拠保証金は1万単位分のロング(買い)投資額約92万円でOKです。(豪ドル円=92円とする。)

なお、この時の実際運用額はその100倍の約9,200万円にもなっています。約1億円です!!

※逆にショート(売り)だとスワップ金利を支払うことになりますのでご注意ください。

ちなみに、レバレッジ100倍の場合、年利はなんと239%です。(単純実際年利は2.39%)

 

しかし、問題なのは、為替相場が変動してしまうことです。

 

仮に、1円の円高豪ドル安になれば、100万単位で▲100万円の為替差損が発生します。

この場合、預託保証金がマイナスになりますので、追加払いなどが必要です。

 

実際は、保証金維持率の関係でその前に強制ロスカットによるポジションの清算等が行われます。

そうならないように10円の変動に備えて1,000万円(10円×100万単位)を別途保証金に預けておけば安心です。

しかし、この場合の金利リターンは、220万円÷1,092万円=20.14%まで年利が下がってしまいます。

しかも、10円以上の変動があれば、保証金がマイナスゾーンになりますので大変なことになります。

 

為替の変動が大きくなる場合は、大きなポジションであれば多額の為替差益がでる可能性がある反面、預託保証金がなくなる(さらに持ち出しも)可能性もあるので、投資額とレバレッジ倍率は余裕をもって決める必要があります。

 

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(税理士 橋本ひろあき)


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拙著「投資運用会社(株式・FX)の設立と運営のすべて」収録記事