NISA口座について①

平成25年1月から実施された日本(Nippon)版ISA(Individual Saving account)、

愛称「NISA(少額投資非課税制度)」は、本当に使い勝手のよい制度なのか検討してみようと思います。

 

 

①1人1口座しか開設できない。(しかも20歳以上)⇒×

したがって子供の口座はつくれません。

※H27年より複数口座が開設できる予定です。

 

②現在保有の上場株式・株式投資信託などを非課税(NISA)口座に移管できない。⇒×

新規に投資しなければならない。資金が必要となる。

 

③4年間(勘定設定期間内)は口座を変更できない。⇒×

つまり商品に魅力がない証券(銀行・保険)口座だったとしても、しばらくは証券会社(金融機関・保険会社)を変更できない。

 

④利用しなかった100万円分の非課税投資枠を翌年以降に繰り越すことはできない。⇒×

 

⑤途中売却してしまうと、非課税枠は消化してなくなる。⇒×

急に値(株価)が上がったので、取得価額30万円分売却すると、残りの非課税枠は70万円のみとなり、売却分の非課税投資枠30万円分は再利用できない。機動的な売買ができない。

 

⑥仮に、資金繰りの関係から中途売却して譲渡損失がでても、税金計算上はその損失はないものとみなされます。⇒×

つまり、他の特定口座・一般口座(課税口座)との損益通算はできず、なんの救済もされない。

 

⑦5年後、課税口座にその時点の時価で移管される。⇒△

それからは課税関係が発生します。なお、移管時点の株価(時価)が取得価額となります。

 

次回この続きをみます。

 

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NISA口座について②

 

(税理士 橋本ひろあき)


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拙著「投資運用会社(株式・FX)の設立と運営のすべて」収録記事